序章
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──指名手配犯──刈星蒼翔。
今のご時世指名手配されたら人生終わりだ。顔も名前も、その人のプロフィールは全て晒される。例え指名手配が誤報だとしても──。
現在日本全国に指名手配されている刈星蒼翔の公開されている顔以外の情報。
・性別 男
・年齢 16歳 高校1年生
・所属 《剣魔士高等学校第1科区分劣等生》
・身長 175cm
・顔に傷がある
・双子の妹がいる。
・《消える暗殺者》の可能性が高い。
・犯罪組織『アルサ』『バダリスダン』を裏で操れる程の口達者。頭脳派。
・前科あり
・凶悪犯
メディアは本当の情報の中に嘘を混じらせる。それが今どきの日本のメディアだ。そもそも事実かどうかしっかり確認せずに報道するのが当たり前になっている。
──表現の自由。
その言葉の境界線を誰も引こうとはせず、曖昧なまま日本は進んでいく。
──今も昔も何も変わらない。
刈星蒼翔の指名手配と共にもう1つ報道されたこと。それは勿論事件の内容。
今回は同時多発テロである。
《剣魔士高等学校第1科》襲撃、岐阜の山奥の爆破。
そしてもう1つ。
──《剣魔士高等学校第4科》襲撃。
第2章開幕




