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世界最強の劣等生剣魔士  作者: 高橋創将
春の襲撃編
47/49

春の襲撃編 終章

 ■■■


 警察が駆け付けた時。

 剣魔士高校は悲惨なことになっていた。校舎は真っ二つ。怪我まみれの生徒。教師達は職員室で全員気を失っていた。酷い有様であった。


 テロ組織達は全員撤退していた。

 負傷したテロ組織の一員達はもれなく逮捕された。


 学校側の死亡者は1人。劣等生の生徒だ。どうやら逃げ遅れて校舎の中にいたらしい。校庭に散乱する瓦礫の下から見つかった。名は──荒巻公あらまきこう。1年生であった。


 校舎の損傷等から、またしばらく休校となった。



 ■■■


 名古屋市内病院。

 名古屋市の中で1番大きい病院。

 そのとある一室で彼女──刈星緋里はテレビを見ていた。


 彼女は今回のことはすっぽり記憶がない。無理もない。誘拐され意識をずっと失っていたのだから。


「──」


 お見舞いには誰も来ない。蒼翔ですら来ない。

 警察の人に蒼翔のことを聞いたが、何も教えてくれなかった。無事なのだろうか。いや、双子の力なのだろうか、なんとなく無事なことはわかる。だがしかし、きちんと目で見てないので不安は不安だ。


 しかし壬刀くらい来てもいいはずなのに。


 そんな時。ドアがノックされ、続々と人が入ってきた。


「──緋里さん、調子はいかがですか?」


 生徒会会長愛歩含め生徒会メンバー数人だ。しかし数人怪我を負っている。


「えぇお陰様で順調です」


「そうですか。それは良かったです」


 彼女は持ってきたお花を花瓶に準備しながら話していた。


「……あの、蒼翔のことなのですが」


「──刈星蒼翔については俺らも知らん」


 答えたのは1番怪我の具合が悪そうな礼樹。1番とはいえ、頭や腕に包帯が巻かれている程度。


「そうですか……」


 何となくわかってはいた。警察が自分に言わないということは他の人にも言うはずがない。と、目に刀三束が留まる。


「あ、刀三束先輩助けていただいてありがとうございます」


「いや僕は見つけただけで……」


「──その時の記憶はないんだよな」


「──はい。残念ながら……」


 これは警察にも聞かれたが同じ答え。

 本当に記憶がない。気付いたら病室にいたのだ。何日眠ったままだったのだろうか。


 しかし自分のことは正直どうでもいいのだ。それよりも──


「──蒼翔君が心配?」


 それに気付いたのは愛歩。

 だが──


「──すまない緋里ちゃん!」


 ──緋里が答える前に口を挟んだのはライヤだ。


「先輩それはどういう──」


 その時付けていたテレビのニュース番組から「速報です」との声。あまりにも唐突で何故かそれが耳に入ってきた。


 全員がそのテレビに注目する。


 そして、テレビに映るアナウンサーはこう答えた。



 ──先日起きた《剣魔士学校》同時多発テロ(・・・・・・)事件。犯罪組織『アルサ』と『バダリスダン』が関与していると見られていました。先程、その2つの犯罪組織を手引きしテロを起こしたとされる犯人を公表し、全国に指名手配しました。名は──




 ──刈星蒼翔──




 春の襲撃編 終


 続

ここまで読んでくださりありがとうございます。高橋ですぅ(((


突然の『春の襲撃編』完結と。まぁ前回からの流れだとあまり想像出来ないような感じだとは思いますが、私も直前までとあるシーンを入れるか入れないか迷っていました。結論、現状は先送りに。もしくは描写なし、になると思われます。


さて、完結という言葉は合わないですね。完結してないんで笑

終章

の方が正しいですね。正直次の章にもそのまま繋がります。まぁ終わり方見てるとそうですよね。


この『春の襲撃編』は色々な襲撃をメインとしています。最後の襲撃が1番のメインではあります。

戦闘が多め……戦闘戦闘戦闘と、戦闘ばかりの編でした。皆様には少し読みづらい編になったかもしれません。ですが、物語においてはこの編がとてつもなく重要になります。今後もちょくちょくと出てきます。

色々伏線なりなんなりと散りばめましたからね…。


色々書きすぎてもあれなのでここら辺に。


さて少しばかりネタバレをすると、次回からは今回全くと言っていいほど役に立たなかった刈星緋里がメインになります。まぁ最後の最後で刈星蒼翔は容疑者になっちゃってますからね。メインといってもそこまでメインというわけではないですが……。

お楽しみいただけたら幸いです。


次回からもどうぞよろしくお願い致します。

ではでは。

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