第6話
はい鈴宮です!更新遅れてすいません!!!!!
めっちゃ6話悩んでたんです(っ◞‸◟c)
7話に上手く繋げたいけど中々納得行かなくて…ほんとごめん!その分6話は期待して良きです!ぜひ楽しんでください!
放課後前。
授業が終わる少し前。
教室は静かだった。
深琴は窓の外を見ている。
冬の空。
薄くて、どこか遠い。
その時。
「ねえ」
横から声。
深琴は少しだけ視線を動かす。
怜が立っていた。
「帰る?」
深琴は少しだけ考える。
「……まだチャイム鳴ってないけど」
「うん」
怜は気にしていない。
深琴は小さく息を吐く。
「真面目じゃないね」
「そう?」
「うん」
少し間。
深琴は立ち上がる。
「いいけど」
そのやり取りを、少し離れた席から見ている視線があった。
昇降口。
靴を履き替えていると、後ろから声がする。
「はー……」
わざとらしいため息。
深琴は振り返らない。
由奈が立っている。
その後ろに数人。
「教室でも一緒、帰りも一緒とかさ」
少し笑う。
「ほんと好きだね、あの変なの」
深琴は靴を履き終える。
立ち上がる。
「朝比奈くん?」
「それ以外に誰いるの」
少し棘のある言い方。
深琴は少し考える。
「変だけど」
由奈が笑う。
「でしょ?」
深琴は続ける。
「嫌じゃない」
一瞬、空気が止まる。
由奈の笑いが引く。
「……は?」
深琴はそのまま外に向かう。
由奈が一歩踏み出す。
「ねえ」
少し強めの声。
「なんであんたなの?」
深琴は足を止める。
振り返る。
「なにが」
由奈は少しイラついた顔で言う。
「あいつ、ずっとあんた見てんじゃん」
「キモくないの?」
深琴は少しだけ考える。
それから、あっさり言う。
「別に」
少し間。
「見てるだけだし」
由奈が言葉に詰まる。
深琴はそれ以上何も言わない。
そのまま歩き出す。
外。
怜が待っている。
「帰る?」
「うん」
深琴はそのまま隣に並ぶ。
帰り道。
少し歩いてから、深琴が言う。
「ねえ」
「なに」
「朝比奈くんってさ」
少し間。
「やっぱ変だよね」
「そう?」
「うん」
深琴は少し笑う。
「教室まで来るし」
「うん」
「普通じゃないよ」
怜は少し考える。
「そうかも」
深琴は小さく息を吐く。
それから、少しだけ声を落とす。
「でも」
少し間。
「私も変かも」
怜は何も言わない。
風が吹く。
深琴は前を見たまま言う。
「前より、楽」
「なにが」
「……さあ」
少しだけ笑う。
少し歩いてから。
深琴
「明日もいる?」
怜
「いる」
深琴
「そっか」
二人はまた歩き出す。
冬の空は、少しだけ柔らいでいた。




