第二十七話 ユウト対アレン
?!
アズサは一瞬でミレイに接近し、
「超衝撃波!!!」
「がはぁ!」
ミレイは血を吐きながら吹き飛びそして倒れた。
悪いけど、負けるつもりは無いの。
ユウトに期待されているんだ。
私はまだまだ強くなるよ、二度とユウトに近づかないでね。
アズサはユウトがいる方に向かった。
ユウト、アレン側
「ふ~ん、お前の剣は炭でも塗ったのか?」
アレンが馬鹿にする。
「悪いがお前の覇王剣でも僕の剣には勝てないぞ」
呪い武器は普通の武器よりも強く、そして魔力吸収もする。
武器が壊れるほうが先か、アレンが負けるのが先か。
?!
かすった。
「ふん、動きは単調だから当てられるぜ」
アレンはそういった。
「そう、来なよ。
今のお前だと僕の相手はつとまらないかもね」
僕は余裕の表情で言う。
「ほざけ!トリプルスラッシュ!!!」
よっ!
僕は何事もなかったかのように避ける。
「オラオラ!!!」
無駄に剣を振るなんて。
当たるわけないじゃないか。
くそ!なんで当たらねぇんだ!こいつ、一体どうなってるんだ!?
「そろそろやりかえしてもいいかな?」
僕が言う。
「ふざけるなぁ!俺は勇者だぞ!
こんなゴミのユウトに遊ばれる訳ない!これは夢か!?」
アレンが焦りを見せる。
「勇者?アレンは勇者なんかじゃない!
お前はクズ野郎だ!
冒険者としても勇者としてもふさわしくない!」
僕はアレンに向かって言う。
「ふざけるなぁーーーーー!!!!」
アレンが怒りのままに剣を振る。
当たるわけない、怒りを込めた剣なんか!
「ふん!」
僕が覇王剣を呪縛剣で吹き飛ばす。
?!
なんだと!?こいつ!何なんだ!
「お、お前一体どうなってるんだ!?」
アレンは怯えた表情でこちらを見る。
「僕はね、呪いの力を手に入れたんだ。
そして、能力で一番凄い最強を持っているからね」
僕はニヤッとした顔を見せる。
ひぃ!
「おい!ふざけるなよ!
だったら俺の下で手伝えよ!
あんなゴミどもはいらない。
お前だけで十分だ、だからよ」
?!
「手伝えだと?
ふざけたことをぬかすな!
お前なんて、こうなればいいんだ」
僕は呪縛剣を地面に突き刺し
「ダークハンド」
僕が言うと
黒いドロドロと下魔法陣から黒い手が現れアレンの手足を掴み魔法陣の方に移動させる。
「お、おい!やめろ!
俺が悪かった!許してくれ、謝る!謝るから!」
アレンが泣き言をほざいてきた。
もう、お前の声なんて聞きたくないんだよ。
「消えろ、闇の中に」
僕は指を鳴らすと大量のダークハンドがアレンの体を掴みそしてアレンは飲み込まれた。
「ふぅ」
魔法陣はすーと消えた。
久々にキレちゃった。
まぁ、アレンはクズだからいいよね。