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ep.20 バルジャとの対決 c
スルッ
「ふふふ、どうした、その程度か」
バルジャにはどの攻撃も効かないようだ。
「ライトニングソード。」
スルッ
「ライトニングクロー!」
スルッ
「後は僕とエレンさんの技だけだ。僕の攻撃は効かないだろうし…。まさか!エレンさん!ヒソヒソヒソ…。」
ツトムがエレンに作戦を伝えた。
「ライトニングブーメラン!」
バルジャが光のブーメランを見た瞬間、
「ライトニングヒール!」
エレンがバルジャに向かって体当たりをして、癒やしの力をぶつけた。
「ウギャーーーーーー!!」 ポウン
バルジャは断末魔と共に服を残し、跡形もなく消えた。
「やっぱりか…。」
ツトムもホッとしている。
「まさか、あれが弱点だったとは…。」
全員がまだ混乱している。
「あ、エレン、キリヤ、タクト、ツトム、アンヌ。レベルアップできるわよ。」
フラが言った。
「パクティアス!」
次はどんな敵が来るのか…。
「ツトム君って本当に頭がいいのね、ありがとう。」
エレンがツトムに微笑んだ。
「い、いやあ…。」
ツトムはエレンに恋をした。