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おまけ2 アイミの戦隊ヒーロー b
「じゃあ、コスチュームを決めましょう!」
ユリが言った。
「お金の事は任せて!」
エレンもやる気だ。続けてユリが発言した。
「シズク、コスチューム作れる?」
「できるわよ。」
シズクは少しふてくされていた。裁縫は得意なのだ。
「じゃあ、まずどんなコスチュームがいいか絵に描いてみて。」
シズクは描きながら言った。
「はーい!」
皆それぞれ描き始めた。およそ一時間後…。
「うーん…僕には才能がないのかな…。」
ツトムが珍しく苦戦していた。そして十人の絵を見せ合った。
「うーん、まさに十人十色ね。」
シズクは冷静に分析した。
「私、猫ですから…。」
アンヌは文字もままならない。ましてや絵なんて…。