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ep.14 天才少年 b
「ライトニングブーメラン!」
眼鏡をかけた少年が現れた。
「あ、あなたは?」
レナが尋ねた。
「僕の名前は気会ツトム。君たちが来るのは予感してたよ。サポーターフェアリーはシナだ。」
「ふう、疲れるわねぇ。」
青いトンボのような羽根を持った妖精だ。
ツトムははっとなり、
「ダンさん!あなたの能力はバリアですよね?そしてアンヌちゃんの能力はクローですよね。」
え、どうして知ってるの?
「ダンさん!アンヌちゃんの合図でバリアを!そしてアンヌちゃんは…。」
ひそひそひそ…。
「な…なんだい?」
ギルメルは混乱した。
「ダンさん!」
アンヌが号令をかけた。
「おう!」
ダンはバリアを出した。
アンヌは空高く飛び上がってからバリアを思いっきり蹴り、ギルメルにクローをぐさりと刺した。
「きゃあああああ!」
シュー ポウン