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ep.7 勇者は小学生 b
ミクが淡々と話してきた。
「私はご主人様の姿をモンスターからは見えなくするという能力を持っているの。だから切り抜けて来られたの。」
(特殊なフェアリーもいるんだな…。)
レナは思った。
「アイミちゃん、何歳なの?」
「11歳だよー!レナ姉ちゃんは?」
「14歳よ。」
たわいもない会話をしていたその時、
「またヒーローかい?ロウスもしてないガキも一緒だとはね!」
ギルメルだ。
「いけ!雑魚ども!」
ギルメルの号令でモンスターに囲まれた。
「シャー!」
「弱そうだなー!」
今度はノームのようなモンスターが出てきた。
「アイミちゃん、私の真似をして!」
レナは大きな声で、
「ロウス!」
と叫んだ。玉はバンクルになった。
「わーい、アイミもー!ロウス!!」
シュー カチン!
アイミはロウスに成功した。
「ちっ、また仲間が増えたか。まあいい、全員やっつけろ!」
ギルメルが指示した。
「ライトニングシックリー!」
「ライトニングニードル!」
アイミはニードル使いだった。
アイミはバレーボール部である