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ep.7 勇者は小学生 a
夏休みの前半もそろそろ終わる頃、レナは一人で用事に出かけていた。すると、明るい光で玉が光った。
「え?こんなところで…どこだろ?」
レナは辺りを見渡してみた。そうすると小学生と思われる女の子がいてその子の腕に黄緑色の玉が見えた。
「ね、ねえ、あなた…。」
「なーに?お姉ちゃん!」
「あ、驚かせてごめんね。あなたの右腕にあるのと同じのが私にもあるの、ほら。」
レナはサポーターフェアリーと玉を見せた。
「あー本当だー!これ何の遊びー!?」
え?
女の子の玉からサポーターフェアリーが出てきた。チョウチョのような羽を持った妖精だ。
「こんにちは、私はミクと言います。この子一度もロウスしたことないんです。」
「そうなの?私はレナ、よろしくね。」
「レナ姉ちゃんね!あたし藤原アイミ!」