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碧眼の神威使い ー奪われた幼馴染を救うため俺は魔人をぶった斬るー  作者: ARU/MERIA
第2章 高位6魔人<ネグルス>編
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40話 クラス対抗戦⑲ 対抗策


 *ユーリ*


 くっ、


 やむを得なかったとはいえ


 とうとうこれ(鞘)まで・・・


 剣を無くしては雷轟一閃流は使えない。


 さて、どうする。


 などと考えていると


 「ユーリ! 受け取って!」


 はるか上空で俺は、反射的にロミオに視線を移す。


 そして―


 シューーーーーーーッ!


 ガシッ!!!


 ロミオから飛来してきた‘‘それ‘‘を俺は掴んだ。

 

 そして


 つかんだ瞬間


 それが何であるのか理解した。


 「信じてたぜ! ロミオ!」


 そう、これは


 俺が二週間前に懸念していた


 模造刀の耐久度についての対抗策で


 編み出したものだった。



 ―2週間—


 「・・・え? ユーリのロングソードを?」

 

 「ああ。 クラス対抗戦で使用する模造刀じゃ、アランと思う存分戦えねえ。 リギルとの決闘で体験したが、あの模造刀じゃ、せいぜい雷轟一閃流を一度使うのがやっとだ。 だが、ロミオの魔法で造ってくれさえすれば、模造刀なんかよりも強固で頑丈な剣が造れるんじゃねえかと思ってな」


 ロミオは少し考えるように口を開いた。

 

 「確かに、僕の氷結魔法なら模造刀より強固なものが造れるとは思うけど・・・でも、それでもユーリの剣術に耐えられるかどうか・・・」


 「そうか」


 うーん、これならいけると思ったんだが


 さて、どうしたものか・・・


 と頭を悩ましていると


 「それでしたら」とメリーが口を開いた。


 「ロミオさんの氷結魔法に、硬化魔法を組み合わせて武器を造れば良いのではないでしょうか」


 とメリーがそう言った。


 「氷結魔法と、硬化魔法を?」


 「そんなことが出来るのか?」


 俺とロミオはメリーに問いかけた。


 「はい。 二つの魔法を組み合わせるので少し難易度は高いですが、ロミオさんならきっと可能だと思います!」


 メリーはニコッと笑顔を見せてそう言った。


 「メリーナ、気持ちは凄く嬉しいんだけど・・・僕、硬化魔法なんて使えないよ?」


 ロミオは少し申し訳なさそうにそう口にした。


 すると、


 「安心して下さい!」


 とメリーは胸を張って続ける。


 「私、硬化魔法には心得があります。 それに硬化魔法自体、それほど難しい魔法ではありません。 ロミオさんならきっと、クラス対抗戦までには完成させることが出来ると思います!」


 「そ、そうかな・・・」


 「大丈夫です! この私がついてますから!」


 そうメリーはそう言った。


 心なしかメリーは


 ロミオに魔法を教えるのを楽しんでいるようだった。


 そして昨日、


 ロミオは二週間の特訓の末


 氷結魔法と硬化魔法の二つの組み合わせに成功し


 これを完成させた。



 ―現在―


 この二週間、ロミオの特訓を傍で見ていたが


 これを造るのに、少し時間がかかるという弱点があった。


 ロミオの奴、ベルガーを相手によく―


 と、俺はロミオの周囲に視線を移すと


 あれは・・・!


 ダンッ、ダンッ、ダンッ!!!


 ロミオの前には、傷だらけのマクルドが


 まるでロミオの盾になるように


 ベルガーの土塊をたった一人で相手にしているのが見えた。


 なるほど、そういうことか。


 俺はその瞬間


 ゴゴゴゴゴゴ・・・


 と、体の奥底から熱い気持ちが沸き上がるのを感じた。


 2人の為にも


 絶対に負けられねえ!!!


 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおッーーー!!!」


 俺は声を上げ、アランに向け構えた。



 *エミリ*


 ユーリは空中で瞬時に構える。


 そして―


 「雷轟一閃流」


 「なに―」


 アラン会長は鞘を両手で持ち


 ユーリの攻撃に備えるように瞬時に構えた。


 そして―


 「降雷!!!」


 ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!


 ユーリはアラン会長へ向け


 まるで空から降り注ぐ落雷の如く


 真っすぐに斬り下ろした。

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