六話 お昼ご飯と鑑定結果
一話一話をもっと長くしたい(するとは言ってない)
とりあえずご飯を食べることにした
俺はレイナが天才魔法使いなんてキイテナイヨ?
「お、美味しそうだな」
注文して出てきたのは、この世界では普通の黒パンと鶏ガラのスープだった。
もっと高いのあったけどどうなんだろうか。気になる...じゅるり。。
「奢りと言っても高い物は稼げるようになってから自分で食べてね?」
おっと釘を刺されてしまった。とりあえずスープを一口。
「...うめぇ」
ダシがいいね!勢いでパンを口に放り込む。
...パンは元の世界より固くて美味しいとは言えなかった。
ああ、クロワッサン食べてぇ。
そう思いながら二人を見るとビックリしてた。
「安いスープ飲んだだけでこんなに満足できるのね...」
とレイナ。何か酷くね?と思ってマスターを見ると
「あなたの故郷は相当貧乏だったのね...」
と哀れむような目でこちらを見ていた。
うん、もういいや。
「さて、ご飯も食べたしマスター、リヒト君の鑑定お願いします」
待ってました鑑定。神様どんな能力くれたのかな?楽しみだ。
「分かったわ。ちょっと待っててね」
そう言ってギルドの裏の方へ行ってしまった。
「ん?何か必要なのか?」
俺はレイナに聞いた。
「ええ、鑑定するのに専用の魔道具が必要なのよ」
...異世界って凄いね。
「お待たせ。早速始めちゃいましょう。」
マスターが魔道具(杖?)を俺に向かってかざした。もう始まってるらしい。
「えーと、ステータスは一般的ねぇ」
普通の高1で悪かったな!
「所持スキルもない...かしら...っ!?」
「マスターどうかしたの?」
驚いているマスターにレイナが聞いた。
「初めて見たわ。まだ技は持ってないみたいだけど...」
「だけど...なんだ?早く教えてくれ」
俺は気になってしょうがなかった。
「リヒト君、あなたはすべての種類の魔法に適性反応が出てるわ。」
その瞬間、レイナの顔にも驚きの表情が浮かんだ。
「私でさえ炎魔法と近接しか適性ないのに...」
なんかすごいらしい。
「ただ、まだ技を持ってないから努力次第ね。でも...」
「でも...?」
「あなたは一年くらいで三百年くらい修行した私より強くなるわ」
俺はマスターの言葉の続きを聞かなかった方が良かったかもしれない。
そこにレイナが口を挟んだ。
「いくら才能があってもそんなに成長早いの?」
「適性の他にも適応能力がズバ抜けて高いわ。修行すればトップの魔法使いになれるわ」
そう、これが神様からもらった能力だった。
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