四話 赤髪の美少女
...めっちゃ可愛いんですけど!?
「レイナ・アルフィーよ、よろしくね」
赤髪の美少女はレイナと言うらしい。
ポニーテールに燃えるような赤い目、スリムではあるがスタイルもいい。パーフェクトな美少女ですね、素晴らしい!!
「俺は霧雨...じゃなくてリヒト・ドリズルだ。遠くから来たから分からない事多いんだ。色々教えてくれるとありがたい」
遠くから来たという設定にしたほうが楽だよね、うん。
「分かったわ。とりあえずギルドに行ってからにしましょう」
かなり歩いたがまだギルドまで距離があるらしい。
「この街広くね?」
俺はレイナに聞いた。
「当たり前でしょ、ここは帝国の都なんだから。もしかしてそれも知らなかったの?」
「...返す言葉もございません」
レイナは少し、いや結構呆れた。
「まぁいいわ。ほら、あそこがギルドよ」
どうやら着いたらしい。うん、でかいなぁ。ギルド。
「ようこそ冒険者ギルドへ」
レイナは微笑みながらそう言った。
(可愛い...!)
邪心を追い払いつつとりあえず冒険者登録する事にした。
「あれ、今日ギルドマスターがいるわね、めんどくさいからもうそっちにお願いしちゃいましょ」
ということでギルドマスターの元へ行った。
なんかギルドマスターって怖いじいさんなイメージなんだけど。緊張するなぁ。
「リヒト、あの方がマスターよ」
うん、どう見ても銀髪エルフの美女だった。