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短編集 冬花火

答え合わせ

作者: 春風 月葉

 答えが知りたかった。

 どうして私は存在しているのでしょうと、そしてどうしてこの時まで生きているのでしょうと、いくら答えを尋ねても、自分のことを信じてもいない私には神も答えを教えてはくれなかった。

 途切れることなく流れる時の中に、きっと落としてしまったのだろう。

 きっとこの答えはとても大切なもので、私にとって欠けてはならないものだったのだと思う。

 私はいつ、激流の中に答えを落としてしまったのかなど、考えたところで意味もない。

 しかし私は失くした欠片は探す。

 ただそこに答えがあると信じて、現実に流されるのだ。

 ただ一つ、わかっているのは、失くした答えを埋めるのが、答えを求めるこの心であるということだけだろう。

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― 新着の感想 ―
[良い点] その問題はとてもふんわりとしたもので、だからこそそれに当たろうとする心もふんわりととりとめのないものになるのでしょう。きっと出る答えもはっきりとした形は無いのでしょう。 [気になる点] 答…
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