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独り言 ~詩かエッセイか何なのか~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
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何もないみたいな顔して淡々と進む

何処までも続くのか分からない荒野を


右を見れば沈んだ顔で左を見れば下を向いたまま

気付かぬうちに足並みをそろえていく


置いて行かれることに焦りを覚えて

周りと違うからと姿を変えていく


遠ざかるoriginalには目をつむって……


落ちたところがどか分からずに

聞いた事を真似してばかり


無くさない様にしていた離れない様にしていた

何もかもが色を失っていった


高く飛んだら目立つから低いままだと付いていけない

視線を気にしながら毎日が過ぎる


笑われないようにする事だけに囚われ

手に入れたモノを自ら放棄して


minorityでいる事が怖いと思うから


泣くことも

笑う事も

話す言葉さえ

周りに合わせて失う自分


気持も

想いも

夢も

希望を失くして未来を彷徨さまよ


平均的な存在としてしか生きられない

気付かぬうちにmajority


運命も存在も選べないから

与えられたものに従うだけ


遥かなoriginal……

本当はいつも側に居る


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