crazy for you
君を守ろうと爪を研いだ
君を悲しませまいと牙を研いだ
独りよがりだったあの頃の僕は
君の笑顔を見ていたかったんだ
当たり前に思っていた事は実はそうじゃないんだ
側に居られる時間は限られていることもある
どれだけ自分に正直になれるかだった
分からない できない 知らない
逃げ惑う事で君を悲しませていたのかな?
会った時に芽生えた心をどうにか誤魔化して
話しかけてくれることを心から望んで
君が隣に来るのを望んでいるのに
側に来たら興味のないふりをする
君を守ろうと自分を磨いた
君を悲しませまいと気を遣う事を覚えた
大切に思う心を知られるのが怖かった
君の笑顔は向けられないと知っていても
どれだけ想ってもどれだけ切に願っても
君の心は見えないままに
忘れていた他人の気持を
気にせずにいた誰かの視線を
声を聞くと反応する自分がいる
知らずに視線で君を探している
女の子と思った時からずっと
君の笑顔が一番好きだった
自分の胸をつかむ
どうにか心を掴みたくて
どうにか落ち着かせたくて
泣いて泣いて叫びまくって
それでもこの想いは宙に浮いたままで
君には届くことは無いだろう
そしていつかは離れ行く
時間 距離 環境
言い訳ばかりでうんざりする
君を守ろうと爪を研いだ
君を悲しませまいと牙を研いだ
独りよがりだったあの頃の僕は
君の笑顔を見ていたかったんだ
無自覚に進む時間の帯の中
何時か気付く時が来るのかな
誰に言う訳じゃなく
心の中で募るだけの思いを
数ある出会いで一つのシーン
あの時の思いを忘れないように
あの時の失敗を繰り返さない
君を守ろうと一生懸命だった
君が泣いた顔を見たくなかった
子供だったあの時の僕は
君の笑顔を見ていたかったんだ
「初恋」企画と迷った挙句こっちに




