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独り言 ~詩かエッセイか何なのか~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
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失恋

届かなかったと知る

叶わなかったと知る


一人部屋で泣いたり

一人街をさまよったり


心の傷を癒すため

心の行き場を探すため


分かっていたのに

好きになる


止められない衝動

止まらない鼓動


見える物が新鮮で

世界が変わっていく


本当は変わらない

本当は帰れない


心に宿った灯は

日々大きくなっていく


顔を見るだけで

声を聞くだけで


張り裂けそうな想い

伝える事が出来ぬまま


想いは永遠に閉ざされる


いや

そんなことは無い


想いは想いで生きている

誰の胸の中にもどの人にも


折り合いをつけ暮らしてる


あなたの想いも無駄じゃない


心の成長の糧となる

やがて大人になって行く


そしてまた恋をする

愛を育む


失う事を知らずして

大事だとは気付かない


あなたの抱える想いは無駄じゃない

あなたの抱える想いは無理じゃない


抱え込む

安らぎを求める身体を

抱え込む

先の分からぬ怖さの叫びを


僕らは知らない

誰も知らない


失恋


誰もが通る道で

誰もが通りたくない道





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