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カラー
広がる青は
誰のものでもなく
時が経てば
様々な景色を見せる
悲しい事だけ見せられても
どこまでが夢か分からないだけ
遠く離れた故郷の雪
踏みしめる音が耳に残る
忙しさの中に沈む夕日
自信で作られた街の中
できないやれない悔しさで
込み上げてくる不安
輝いて照らしてく夜上の月
倒れてもあきらめずに
立ち上がる度に沸き立つ血潮
自分だけのものを握り締め
警告も忠告さえも聞くことなく
いつかは自分がとだけ叫んでる
追われることにずっと
誰かに抜かれる事に怯えてる
綺麗な色に混ざりあう
鮮やかさに憧れを抱くけど
誰にでもなんて言葉は絶対に嘘
混ざりすぎて生まれる闇
どっちを向くか どこへ行くか
濃いも淡いも
あなた次第で何色にも染まる




