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独り言 ~詩かエッセイか何なのか~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
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初心


会いたいと願うのに

届かぬ想いだけが

心を割いていく

たった一つだけの祈り


今の僕はどう映るのだろう?

遠くからしか見る事が出来ない

全てに自信のないスペックで

気付いた時には初心すぎた


周りに集まる人達から

零れ落ちる綺麗な声も

誰にでも優し気に微笑む

可愛い笑顔の視線の先


今の君は誰かに恋している

離れていてもわかるその挙動

たった一人しか見ていないであろう

失恋に気付いたのはすぐだった


誰にも話せない胸の内

出来るはずのない告白

脳内だけで繰り返すセリフ

何もかもが後出し空回り


手に入れたいと思うのは

君の視線の先に居る事

君の隣に居られる権利

その笑顔を向けてもらう事


会いたいけれど会いたくない

届かぬ想いは苦痛になって

胸の内で暴れ出す

たった一つだけの願い


周りにいる中の一人にすぎない

会話なんてままならない程

とても自信の持てないビジュアルで

差があることに気が付いたから


人の波が途切れない程

誰からも愛されている君

可愛い笑顔の視線の先

映る事は無いと知っている


今の君は誰かに恋している

知っているから辛くなる

眼差しの先に優しい瞳

映る姿は僕じゃない


欲しいと願い続けている

届かぬ想いが募り行く

胸を締め付けていく祈り

望みの無い僕の初恋


切ないけれど想い続けている

言えない言葉を飲み込んでいく

胸を締め付けていく願い

初心だった僕の初恋







タイトルが2通り思いついたのだけど、こちらが内容的には合っているかな?


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