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独り言 ~詩かエッセイか何なのか~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
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からっぽ

朝起きたらなんだか体が重い

どうしようもなくヤル気も出ない

何故だろう? と問いかける

まるで心に穴が開いたようだ


毎日電車に揺られ運ばれて

バスに乗り目的地へと赴く

異世界に迷い込んだように

何も感じる事が出来ないまま



どのくらい歩いたのだろう

どれだけ悩んだのかな

何時からだろう? 立ち止まる

胸の奥が空っぽだった


見かけ騙しで作り笑い

相手によって性格を変える

そんな窮屈な毎日が

影を広げていったんだ……


綺麗なままじゃ相手にされない

喧嘩ばかりじゃ嫌われるだけ

ありのままの僕には

もう会えなくなっていた


当たり前に昇る朝陽

闇を照らし出すネオンの光

眩い光は幻のように

今の僕では心動かないんだ



大好きだった物も

大切だった物でさえ

何も語りかけてはくれなくて

それでも寂しさは感じなくて


何時からか分からない程

心の中は空っぽだった……


ため息交じりに片手にコーヒー

高いところから見下ろす風景

楽しかった街でさえ

もうどうでもいい気がした


音のない静かな景色

色の無い暗がりだけの場所

感情がすっぽりと抜けた

僕はただの抜け殻みたいだ


何もできないままでただ眺めて

透明になったみたいに

存在だけが消えていて

誰にも分からなくなるほど


心の中は空っぽになった


一つ前と内容のこの落差よ……(^▽^;)

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