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独り言 ~詩かエッセイか何なのか~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
135/144

桜花流れる

幾年先もまた

桜の花びら舞い散る


何年先を見すえて

飛び出していった若き灯

二度とは戻れぬと知ってても

本当の勇気がそこにはあった


理不尽と争いと

立ち向かい続ける今日も

変わらぬ太陽の下

生きていける素晴らしさ


雄大なその姿

可憐なその色合い

桜の花びらが流れ落ちる

美しい風景を残して


忘れて無くしていくもの

遠い過去に失ったモノ

希望を後に託して

散っていく心白き花達


戻れない戻らない

あの時涙流した日々

引き返すなど考えずに

ただただ前へと進む


気高き誇りを胸に

蒼く広い天を翔けていく

誇らしく美しく咲く

その姿忘れないように


何時かきっと誰かが

幸せを感じれるのなら

それはとても素晴らしい

だからこそ護りたい


遠い未来を夢見ながら

辛い現在(いま)を生き抜いて

飾らない姿のままでいい

そんな毎日を願うから


再び僕らの前に

桜の花びらが流れ落ちる

散る事でその先を生きる

まるで後を託しているように


今年もまた目の前で

桜の花びら咲き誇る

幾年先もまた

桜の花びら舞い散る


護られた希望と言う名の世界

夢見た未来が今ここに


失ったモノ無くしたものを

胸に背中に抱え灯していく

託された想いを灯していく

それが我らが出来る事


あなたが見ていた風景の

桜の花びら咲き誇る

幾年先もまた美しく

桜の花びら舞い踊る





託したモノ

託されたもの

色々なものを抱えながら

今も皆で生きている

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― 新着の感想 ―
[良い点] 桜のその情景が目に浮かぶようでした [一言] 先人に思いを馳せ、また、そこから今も続いている今の生を感じました。 実際に戦った方。 また、今形は変われど色々な方面で、日夜闘う人がいての世界…
[一言] 重ね書きにて失礼いたします<m(__)m> 情景が目に浮かびました(*^。^*)
[一言] 美しい文章は桜を物語るにふさわしく感じました(#^.^#)
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