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独り言 ~詩かエッセイか何なのか~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
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面影

その優し気な横顔が

どこかあなたを想い出す

既にその姿は光年の彼方へ

私を置いて久しいのに


穏やかな陽だまりに

光り輝く風景の先

誰もいないはずの窓

そこに映る姿が目に浮かぶ


人世は一度きりだなんて

誰もが思っているけど

決して口には出せない

本音と建前の()の中で


今もまた面影を追っている


苦痛の中の幸せを

見栄えを良くして見せている

時には涙もあなたへ

言葉の代わりに流れる


平穏だけが夢だったけど

その中にもう見えない事

誰もいなくなった部屋

存在した面影今も残る


人世を一緒にって

ずっと一緒にって

本音をぶつけたいけど

心の中にしまい込む


消えてしまわぬように


泣いてもいいですか?

悲しんでもいいですか?

涙を見るのが嫌いというから

我慢していただけだから


永遠に一緒にって

もっと一緒にって

本音をぶつけたいけど

心の中にしまい込む


面影を探している自分がいる

面影を追う自分がいる





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