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独り言 ~詩かエッセイか何なのか~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
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言葉のナイフを抱きしめて

固まったままの体を

のそりと起こしてあくびが漏れた

心にちくりと残る痛さ

抱え込むには辛過ぎた


友との他愛ない会話

恋人との甘い時間

口うるさい親と大人

そこで語るモノの中


知らずに抜いていた刃物

言葉というありふれたモノ

些細な話題に向けた事

人を傷つけると知った夜


それまでが平和だった

それまでもあった事なのだろう

目の前の空気が変わる

一瞬で一生続くかもしれない


そんな気はない

自己弁護に自己嫌悪

あるいは自分との隔たり

有るのは他者との高い壁


好きだからこそやっていける

でも嫌いな中でももがいてく

選択肢は無限にあっても

隠れた鋭さは出番を伺う


ペンも銃も怖いけど

無意識なままでも傷をつける

その事に気付いていない

言葉のナイフを抱きしめて


今日も誰かが犠牲になっている

でも無くすことなど出来はしない

感情論 理想論

色々と並べられてるけれど


確かな答えなどありはしない

僕も持っている

君も持っている

言葉のナイフを抱きしめながら


荒波の中を泳いでいく

平穏な暮らしを夢見てる

何も起こらなければそれでいい

理想を描きながら歌っている


忘れているわけじゃなくて

知らないだけだ

本当の意味で言葉の鋭さを

気付けるときが来るのだろうか





お読み頂いた皆様に感謝を!!

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