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独り言 ~詩かエッセイか何なのか~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
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Ghost

そこにも ここにもいるのに

皆には見えないみたいだ

日の光を浴びて消える

生きているかさえわかずに


戸惑いのままに消える

会いたくなっても気づかれない

彷徨っていつだって

僕らは邪魔ものなのさ


分かり合えるなんて事はない

『いつか』なんて言葉は届かない

振り向いても側に居ても

誰にも存在は分からない


僕はGhost 

触る事なんてできないから

僕らはずっと

闇の中から出れないでいる


生きている時にもがんじがらめ

ルールの中で生きているのに

今になっても変わらぬ掟

嫌になっても戻れない


悲しみは怒りに喜びは消えていく

それが今与えられたこと

ここではそれが当たり前

僕らは怖がられる存在


信じる物はいるけれど

証明できる手立てはない

触れることが出来るのなら

それが居ることの証


視えないGhost

話す事さえできないから

僕らはずっと

永遠にこのままなんだろう


明るい時にも実はいるんだ

どこにでも本当はいるんだ

話も触れたりもできないけれど

寂しい想いをしてるんだ


僕らは本当に怖いのか?

居てはいけないものなのだろうか?

考える事は出来ないけれど

本能で『いけない』と知っている


一瞬先は見えない人生 

一生懸命のその環のなかで

何時かは誰もがGhost ruleにとらわれ

儚くも怪しく消えいく

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― 新着の感想 ―
[良い点] 拝読しました。 同じ世界に存在するゆえに生じてしまうGhostの苦しみをところどころに感じました。 生きている時はルールに、この姿になっても掟に、とどんな立場になろうとも……。 「考える事…
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