life is mine
気づいたらもう人と時代の流れの中で
消えてしまいそうな体 萎えそうな気持
抱えたままで歩き出していて
目の前に見えているもの全てが敵で
どうしようもない心の行き場
潜り抜けられない茨の道の上
背中を押してくれるものは無くても
まだ道は続くと右足を踏み出した
大空は蒼く手の届かないままの高さで
先を歩く人々の前にも平等に広がって
一番近くにいた友の声も姿も
自分のいる位置よりもちょっとだけ前に居て
扉を開くことにちょっと気後れするのは
どうにもならない新しいものを受け入れられない
顔を上げることでさえ戸惑うのに
周りの景色が僕だけを追い越していく
辛いのか悲しいのかさえ麻痺をしていた
記憶の中の僕はいつの日の僕なのか
決して戻れない 消して忘れたい
護ってきたものだけが本物なのだろう
どういうつもりと聞かれて立ち止まって
自分の意見が無い事に今になって焦る
ガラスのビー玉が転がっていくけど
たどり着く先にも追いつけやしない
何時までどこまでも目印の無い旅の途中
知らなきゃいけない事を飛ばしてきた代償
殻に閉じこもったままの心の奥
内側から破り出て来ることを願っている
今か今かと願っている
出来すぎたここまでのlife
知らずに手にしていた鋭いknife
傷つけながらも進んできた
背が伸びて周りを追い越した
一つ大人になったと思った進級
新たな出会いを迎える新旧
貢献していると自負していた日常
どれもが自己中でどれもがまだ途中
魔法をかけて欲しいと思っていた幼い日
ひどく寂しいと思った卒業の日
社会の広さを知った都会に出て来た日
痛みの伴わない日は無かったのに
いつの日にかもう思い出せないでいる
想像の付かない未来に震えて
迷わないと決めたのに途端に
つまずいて何かに悩んでしまう
心にはずっと熱い気持ちがあるはずなのに
それが今ではなりを潜めている
分っているこれが弱いところ
知っているこれは今だけじゃない
どこかへ行ってしまった
悲しい日に流した涙
楽しい空間でみんなで見せたあの笑顔
誤魔化してばかりの現実で
何を想う どうして彷徨う
暗闇に灯る一粒の星
新たなことに恐怖する毎日に
重苦しい雲の隙間から一筋の光
掴もうとして 手を伸ばす
すがるように駆け寄る
何時かこの胸に道標の灯が灯るまで
結局は自分が決めるモノ
進むも戻るも答えを出すのは
今の自分が決める事
失くさないように抱え込むこと
愛され続ける為にも願い続けよう
お読み頂いた皆様に感謝を!!




