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独り言 ~詩かエッセイか何なのか~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
112/144

日々

毎日挨拶してくれる人

欠かさず聞いてくる話

些細なニュースが大きな話題

流れる音楽は流行歌


決して人の眼を見ない

対して話は聞いて欲しい

我儘な感情は切なく空振り

沈黙は慣れた世界の入り口


楽しくなくても笑顔は作って

悲しくないのに泣くふりをして

独りが好きだと周りには言うのに

騒がしさが心地よかったりする


こうして生きている

そして生きていく

矛盾で惰性で

幸福(しあわせ)を夢見ながら


日々の糧を求めている

食べるモノ好きな事

それは自分が欲しい物

手に入れたいと願う事


周りを見ても誰もいなくて

教室に一人で取り残されて

暮れ行く窓辺で佇んでいた

大人になりたかった自分がいた


欠かさず見ているわけでもないのに

送れた人にはなりたくなくて

大きな話題は漏らさず乗って

小さな事には目を瞑る


君の名前を僕は知らない

僕の名前は誰も興味がない

他人(ひと)の世話にはなりたくないから

考えることを拒否していく


そうして生きている

こうして生きていく

勝手で我儘な

幸福(しあわせ)を夢見ながら






お読みいただいた皆様に感謝を!!

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