表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
独り言 ~詩かエッセイか何なのか~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
109/144

白い三日月

青空に浮かぶ白い三日月

他愛の無い喧嘩 

意地になって連絡を絶った


あの時君から出た言葉

「もしいなくなったらどうする?」

冗談はよせと笑いあった


大切なものっていつも突然

失うことになるのはなぜ?


共に 笑って 泣いて 叫んで 歌った

隣にいたはずの君は

淡い光の三日月の元へ



星空の下で流れゆく雲

明るい世界を隠していく

突然の事に戸惑う僕


あの時言ったね下を向いて

「正直に話せるやつはいない」

何を思っていたのか気づいたよ


知っていたんだ 自分が近いと

言えなかったんだな いなくなるって


肩を並べて 学び 恋をし ケンカして

いつも一緒だった君

流れる星に乗れてるか?


一緒にバカやって 怒られて

それでも毎日楽しくて

永遠に続くと思っていた

終わりは無いと思っていた


闇夜に輝く金色の月よ

君と一緒に 見下ろす星よ

どうか静かに見守っていて


誰に言われてても

生きて 生きて 生き続けて

笑って 泣いて 喜んで 

悲しい事を忘れるくらい また笑って


何時か自慢の冒険譚を抱え

君の隣に立ってやる


そしたらまた肩並べて 話そう

僕と君が進んだ日々を

黄昏時に染まる深淵の月よ


顔を上げろ よそ見をしても良い

誰にも理解されなくても

僕は 僕の道を進もう


そして友よ また会おう

そちらに行くのは まだまだ先だ

覚悟しておけ 今度会うときは

もう ずっと一緒だ

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ