白い三日月
青空に浮かぶ白い三日月
他愛の無い喧嘩
意地になって連絡を絶った
あの時君から出た言葉
「もしいなくなったらどうする?」
冗談はよせと笑いあった
大切なものっていつも突然
失うことになるのはなぜ?
共に 笑って 泣いて 叫んで 歌った
隣にいたはずの君は
淡い光の三日月の元へ
星空の下で流れゆく雲
明るい世界を隠していく
突然の事に戸惑う僕
あの時言ったね下を向いて
「正直に話せるやつはいない」
何を思っていたのか気づいたよ
知っていたんだ 自分が近いと
言えなかったんだな いなくなるって
肩を並べて 学び 恋をし ケンカして
いつも一緒だった君
流れる星に乗れてるか?
一緒にバカやって 怒られて
それでも毎日楽しくて
永遠に続くと思っていた
終わりは無いと思っていた
闇夜に輝く金色の月よ
君と一緒に 見下ろす星よ
どうか静かに見守っていて
誰に言われてても
生きて 生きて 生き続けて
笑って 泣いて 喜んで
悲しい事を忘れるくらい また笑って
何時か自慢の冒険譚を抱え
君の隣に立ってやる
そしたらまた肩並べて 話そう
僕と君が進んだ日々を
黄昏時に染まる深淵の月よ
顔を上げろ よそ見をしても良い
誰にも理解されなくても
僕は 僕の道を進もう
そして友よ また会おう
そちらに行くのは まだまだ先だ
覚悟しておけ 今度会うときは
もう ずっと一緒だ




