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独り言 ~詩かエッセイか何なのか~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
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泣けなくなったあの日に

ふとしたことで流れる涙に

あれ?なんて感じる日があるけど  

涙もろくなった?

なんて聞いてくる人もいない 

そんなこと感じこともない


悲しいことが続くようななった日常

慣れちゃいけないけど日々はすぎ

いつかの笑い声は遠い過去に


泣きたくなる日々があってもいい

憚らず涙流す大人はとても素敵だ

笑顔の絶えないあなたも

心のどこかで静かに流す

誰にも気付かれることのない雫

それもまた日常のワンシーン


嬉しくて泣いてしまう

どうして今泣いてるの?なんて聞かれても

制御出来ない奥底にある感情


笑い合える場面が少なくなって

周りが居なくなっていることに

今更ながらに気付かされる


当たり前だと思って過ごしていた

そんな日常は本当は非日常

気づいたんだ今更になって

懐かしいと思うようになったら

すでに泣けなくなっていた


感情のまま叫んでいた

感情を知らずにぶつけていた

それもまた思えば思うほど

今ではもう遠い記憶に


嬉しくて泣けるのに

悲しくて泣けないなんて

大人になんてなりたくなかった

それでも早く自立したかった

矛盾した感情と容赦のない現実


伸ばされたはずの手を振り払う

ありったけの暖かさはすでに

もう心の中に届いていたはずなんだ

ありふれた日常に

すでに泣けなくなった日に

自分は何を思うのだろう?

他人(ひと)は何をするのだろう?


迷い考え悩み進む

それも真実で現実で


もう嘘の笑顔に慣れた日に

泣けなくなっていたこの日々に


美しくこぼれ落ちる雫を見た


混ざり合う感情が流れる日常で

立ち止まって見つめたワンシーン

自分に無いもの 失くしたもの

気付かされたのはなんなんだろうか?


泣けなくなっていたこの日々は


欲しくてあがいて

それでも失くしてしまった


そんな心の奥底に眠る想い

素直な感情


流れた雫に見た感情

素直に綺麗だと思った



約二年ぶりの更新ですか!?


そんなに経っていたんだなぁ……(^▽^;)

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