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独り言 ~詩かエッセイか何なのか~  作者: 藤谷 K介(武 頼庵)
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何度目の朝と闇を迎えても

冷たい息で目が覚めた

いつもと同じ雪曇り

そういうものだろ

誰もいない部屋の中

ゆっくり世界に戻っていく


戦いと言える日々に追われて

自分という人を見失って

前との差なんて比べれば

小さい事も過大になる


幼かったあの頃から

願っていた大人になって

広がった世界に戸惑う

比べるとか好きじゃなかった

時は人を変えていく


笑われたって笑いあえていた

楽しくて泣いたり

嬉しくてちょっと気取ったり

何でもないことが大事だった

消えた思いを描いて


そんなに悪いわけじゃない

もう見慣れたこの景色に


曖昧なセリフに 曖昧な仕草

単純に何かを見失い

流行りを追いかけて情けなく泣きついたりした


『らしい』というものに振り回されて

どうしようもない自分が出来上がった


やりたいことを探して

目指すものを見失って

背中を見つめ 鏡に映らない気持ちを置き去りにした


何回目の朝を迎えたかなんて覚えてないけど

何回だって夕暮れから闇が訪れる


短い時間の流れが長く感じる世界に

『何か』を残せる自分になれるのかな?


日常での事の一つにだって

変わりはじめた景色の中にだって


移り行く色の中

ビルから差し込む光の中

また変わらぬ闇から朝を迎える

その中に佇む自分がいる

セピアな想い一つを胸に


何回目の朝かわからないけど

何回だって闇(夜)は明けるから


適当な行動に 衝動を押さえ込んで

いくつ心を手放しただろう?

周りに追いついきたくて

ベストを尽くした

君に触れた 重なったと思っていた


あるいは幻想で

有るのは現実で

生きていく事が仕事になりはじめた

繰り返しが当たり前の状態

 

握った手に温もりを

重ねた日々に光が

隣の君は眩しかった


何度でも何回だって涙流しても

眺める町並み流れるメロディー

僕らの世界が万回の闇が迫ったとしても


一秒先の未来変えられるのは自分自身で

君と僕が笑える明日を見つめて


ちょっとした知人に頼まれたもの二編のうちの一つ

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