写真
向こう側から見つめる瞳
曖昧な世界の時間
飲み込まれる前の澄んだ色していた
一人でいることも慣れていた時にも
二人で並んで帰る事に喜んだ夕暮れ
まだ見ぬ世界を語り笑いあう
また一人、また一人と増えていって
だんだん楽しくなって 時には寂しくなって
放すことにも疲れていったり
悩むことが増えても 話すことで楽になれた
まだ見ぬ世界から見たキミらの瞳に
怖れなんてて欠片も見えなかった
どこまでも清々しくて希望に満ちて
穢れの無い『前を見る』瞳
何をしようとしてもできる気がしていた
窓のむこうに見える世界に憧れて
進むことに戸惑いもせず
ただがむしゃらに生きていた世界
遠くに聞こえた都会の騒音
やりたいことも成りたいものも
自分ではまだ手繰り寄せることができず
また一人 もう一人 友と離れていった
とても優しくて 温かい手を放していた
それでも向こう側からあの瞳が見てる
今の僕をじっと見ている
『正しいのか?』
問いかけられているように
想像の中で見た『いま』に立ってみて
本当にそうだった? どうしたかった?
空を見上げながら問いかける
僕らは今も彷徨っている
あれからどうとか今がこうとか
囚われながら生きている
あの日に写った幾多の数の瞳
まだ先も見えず見向きもせず
どこに行くかなんて誰にも曖昧で
今もその瞳に追いつきたい
今でも大丈夫今からでも大丈夫
まだ見ぬ未来へと歩いて行く
まだまだあの時と一緒
これから先もずっと一緒
向こう側から見つめる瞳は
今の僕を見つめている
まだ流される前の澄んだ色して
いつの間にか100越えてた(^▽^;)




