桜の下
考えが浮かんだのをそのまま書きました。
初の短編というか詩というか何でしょうね?(^-^;
桜の下 remake の方をご覧くださいm(__)m
桜が咲き始めた時、僕は一人だった。
自分の中を通り過ぎていく日々に疲れていた。
そんな心に飛び込んできたのが彼女だった。
出会いなんて呼べるモノじゃないけど、彼女とただ読んでる本が同じだけ。
それだけで嬉しかった。
彼女の方から声を掛けてきたんだ。
「 この本面白いよね 」 って。
すごく優しい笑顔だった。
この時から僕の隣には彼女の姿が少しずつ増え始める。
恋に落ちるのは簡単だ。スイッチなんてない。
それからも僕の思い出にはいつも彼女がいる。
笑ってる。すごくいい笑顔で。
夏が過ぎ。
秋を迎えて僕らは少し大人になった。
冬が来て寒くなるたびに彼女の事を思い出す。
それだけで心の底から温まるんだ。
春の訪れとともに僕らは進級した。
二度目の桜の季節に僕は一人になった。
もう彼女はいない。
この世界からも。
彼女は突然亡くなった。
本当に突然だった。
僕には隠されていた病。知らなかったのが自分で許せなかった。
そして今彼女はもういない…。
桜の下で彼女に告げたかった。
「 あなたが好きです 」
それだけを…。
お読みいただいてる皆様に感謝をm(__)m
この作品集は自分の頭に浮かんだものを書きなぐった物です。
一つ一つが全く関係ないモノになると思うのでその辺は気を付けてくださいm(__)m