企画書
昼過ぎになってしまったが、せっかくオフィスができたので仕事をしてみる事にしてみた。
「ヤマヒコさんは、まず企画書を書いてください。ヤマヒコさんがどの様なゲーム作りたいのか、それがいかに面白いか書くのです。私もその間に色々とリニューアルの下準備をしておきます」
企画書か、夏休みの作文みたいに文を書いていけばいいのかな?
パソコンの画面に字を打ち込んで自分の考えをまとめて行く。
天の岩戸ダンジョンリニューアル案。
ダンジョンを作れちゃう機能の追加。
探索するだけだったダンジョンで、自分オリジナルのダンジョンを作って他のプレイヤー達に探索して貰うことができる様になる。
壁ブロック1つから魔物1匹まで細かく選んで配置する事ができて作る楽しさを、そして他プレイヤー達が探索するのをみて発表する楽しさを体感する事ができる。
ダンジョンの作り方。
ダンジョン内で登場した地形や壁や罠や魔物など全て使う事ができるため、それぞれの個性やアイディアを生かした面白いダンジョンができる。
自分のダンジョンに地形や壁などなどを設置するには、ダンジョンを探索して材料となるアイテムを集める必要があるので、ダンジョンを作るばかりではなくて探索する必要があるため、プレイヤー同人お互いのダンジョンを探索する事によりゲーム内の人々の動きを活性化させる効果がある。ちなみに、より高レベルな物には石焼釜や溶鉱炉などの製造アイテムを作る必要がある。
ダンジョンポイント
自分の作れるダンジョンの最初の広さは5×5の小さな部屋、そこにダンジョンポイントというポイントを消費して上下左右好きな方向に拡張する事ができる。ダンジョンポイントは探索に来たプレイヤーがダンジョンをクリアーした時に選ぶ評価ポイントがそのままダンジョンポイントとして加算される。
それにより、自分のダンジョンがどれ位気に入られたか知ることもでき、来たプレイヤーを無理矢理に倒すダンジョンではなく、来たプレイヤーを楽しませ喜ばす思いやりのあるダンジョンが増える。
お互いの城を攻め合う戦略ゲームというジャンルがあるが、あれだと責められる側にメリットが無くやる気を失い殺伐とした雰囲気に疲れたプレイヤーが離れていってしまう。
この評価システムなら、探索したプレイヤーもアイテム収集したりして楽しめて、探索されたプレイヤーもダンジョンポイントを貰ってより面白いダンジョンを作る事ができ良いサイクルがうまれる。ちなみに設置した魔物が倒されても、次のプレイヤーが来た時には復活するので気軽に配置できる。魔物はプレイヤーにダメージを与えた経験値によってレベルアップをできる。しかしその勢いでプレイヤーを殺してしまうと経験値は貰えない、なので魔物の配置にはプレイヤーを殺さずギリギリで活かすと言うバランス感覚を求められる。
うーん、こんな感じで大丈夫かなー?
事務椅子の背もたれにもたれかかり背伸びをした。