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ツクヨミ先輩と再スタート

僕とツクヨミ先輩は2階でアメーバをひたすら倒し、公式ショップでツルハシを買った。


新規プレイ特典がないのでガチャガチャができなかったので、ツクヨミ先輩の方針に合わせて神器無しで戦って行く事にした。神器よりツルハシの方が強いしね。


初心者装備だと倒すのが大変だっと思ったけど、2人がかりでアメーバを叩いたら結構楽に倒せた。武器がツルハシになった今では3階のカレーバにも勝てる気がする。


さっきアメーバを倒している時に、横に本人がいるから普通に話ができて、色々な話をきいた。


アマテラスさんは、ツクヨミ先輩の姉で、天照(アマテラス)ソフトの社長なんだけど引きこもりで会う事ができない事。


僕がアマテラスさんに進められてガチャガチャに百万位使ったと言ったら。


サーバー代や月読命さんの給料が払えなくて焦っていたらしい。今は罪悪感でヘコんで寝込んでいるので連絡も取れないらしい。ガチャガチャ代は来月、会社に入金されるので返すと言っていたが、月読命さんの生活費が心配なのであげる事にした。兄貴の金だけどね。


3階4階と階を進め、装備もツルハシ+2とヘルメット+2になったので、このまま5階のボス部屋に突入する事になった。


5階に入ると、見た事の無い異空間が広がっていた。


宇宙の様な無限に広がる空間に、光り輝く3つの神器が浮いている。


見えないけど床はあるみたいで普通に歩けて、壁もあるみたいだ。


「やはり、全てのボス部屋が改変(チート)されている様ですね」


「そういえばアマテラスさんも、そんな事言っていたね。邪神の居る99階に行けない様にしてるのかな?」


「いえ、恐らく狙いは人間の支配だと思います」


「え?ボスと人間に何の関係が……」


僕が言いかけた言葉を詰まらせ、目に入った光景に息を飲んだ。


空中にエヒメちゃんが浮いている。しかしいつもの明るいイメージとはほど遠い邪悪な笑みを浮かべ、こちらを見ていた。


『愚かな人間よ、我が神器に恐れ平伏すがいい』


「エヒメ……ちゃん!?」

「ヤマヒコさん後ろに下がってください!」


「ぐはっ!」


空中に浮いていた天叢雲剣が、僕に飛んできて突き刺さった。


エヒメちゃんがボス?


僕は999ダメージ受けて死んでしまった。

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