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第1回世界一決勝戦1

それから半年の月日が過ぎ、ダンジョンを作ろう!のダンジョンシティーには16軒のショップが建ち並び、多くのプレイヤーで賑わっている。


『まもなくヤマト宮殿多目的ホールにて、第1回世界一決定戦 、決勝戦を開始します』


ダンジョンシティー中央にある広場には巨大ディスプレイが設置され、プレイヤー最強を決める大会の様子が映し出されていた。


『解説は私、天照ソフトプログラム担当ツクヨミと』

『企画担当ヤマヒコがお送りいたします!』


「「オオオオォォ!」」


「ハナちゃん頑張れ〜!」

「サラちゃん手加減しなくて大丈夫だよー!」

「ハナちゃん深呼吸してリラックスリラックス〜」

「生サラちゃんサイコー!フォ〜!」


ハナとサラが、ステージの上に向き合って立っていて、スマホを操作してスキルやアイテムの調整をしている。会場壁面の巨大スクリーンでは、準決勝の時の彼女達の戦いが映し出されている。


『それにしても、四天王ッ娘の2人が決勝に残るとは意外でしたね。サラ選手は他のゲームでも凄く強いと有名なゲーマーですが、ハナ選手は実況動画はしてはいましたが、この様な大会出場は初めてです』


ステージ横に立っているツクヨミがヤマヒコにたずねた。


『他の四天王ッ娘メンバーは残念ながら予選落ちしてしまっている中、ハナ選手がここまで勝ち進んでこれたのは、かなりの重課金プレイヤーであった為と言えます。今16店舗あるコラボショップの全てのアイテムを全て買ってコンプリートしているプレイヤーは彼女だけです。それを相手によって使い分け、しかも高額な回復系や弾丸系アイテムも惜しみなく使用している為、彼女に勝つのは非常に難しいでしょう』


『そろそろ決勝戦が開始される様です』


ハナは深呼吸して、手のひらに猫という字を書いて飲み込んでいる。


サラはスマホの画面を布で拭いてから、指の間をモミモミとマッサージして関節の動きを確認している。


「2人とも頑張るポコリン!」


「素晴らしい戦いを期待してますわよ!」


観客席最前列からミッピとプリマが応援の言葉をかけ、ハナとサラに気合が入る。


しばらくするとスマホ画面が切り替わり、真っ白で何もないダンジョンにハナとサラのプレイヤーが向き合って表示された。


『決勝戦開始10秒前、9.8.7.6.5……』


カカシちゃんのカウントダウンが響き渡り会場に緊張がはしる。


『バトルスタート!』


「うミャーッ!!」


開始早々、ハナが次元潜水艦に乗り次元魚雷を連射した。

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