たぶんプロローグ
処女作です。頑張って書きますが、誤字脱字がたくさんあると思います。読んでいただければ幸いです。
「あ〜マジか」
見渡す限りの木の数々
俺は、そんな緑溢れる大自然の中でそよ風を感じながら胸いっぱいに新鮮な空気を吸い込んで途方にくれていた。
「森だな。いや傾斜があるし山か。」
なんてことだ知らない山に1人で放り出されてしまった。
女神は、言ったはずだ。
「頼りになる人?にしばらく面倒を見てもらえるようにお願いしときますから安心してくださいね♡」
人の部分で疑問系になったのはいささか気になるところではあるのだが今はいい、問題は俺がいる場所と周りの状況だ。
普通あんなことを言ったのなら頼りになる人の所に転移するのがセオリーだと思うのだが違うのか?
俺が間違っているのか?
周りを見ても人なんていないぞ。
俺は、再度周りを見渡して確認するが人なんて1人もいない、と言うより生き物がいない。
まあ、今の俺は丸腰なのでテンプレとか言われている転移していきなり狼や緑の小人(俺の勝手なイメージだが)ことゴブリンに襲われたり、いきなり叫び声が聞こえて駆けつけて戦闘といったことが起こるよりは、生き物の気配が全くしない方がまだ安心できるというものだ。
話は変わるがここは異世界だ。
この世界はいわゆるファンタジー世界と言われるものだ。と女神が言っていた。
魔物や魔族と呼ばれる種族はもちろんエルフやドワーフ、獣人(あ〜モフってみて〜耳と尻尾触りて〜ちなみに俺は犬でも猫でもなく狐派だ!!・・・ゲフンゲフン話が逸れてしまった。)などの種も存在しているらしい。
あ、もちろん魔法もあるってよ!やったね!!
魔法ってロマンがあるよね?俺、魔法使えるはずなんだ。女神にスキルもらったもん。でもここじゃ使わないよ。えっ?なんでって使い方わからないし頼りになる人が教えてくれるって女神が言ってたし。
ピコン!!
「うわっ」
いきなり頭に響いた音で思わず声を上げてしまった。ビックリしたぜ、誰かに見られてたら変人だと思われるなと思いながら周りを見渡す。
「あっ誰もいないんだった。やばいな、山の中で1人という状況がどんどんメンタルを削り、俺におかしな行動をさせるぜ。」
あ〜独り言増えてきた。寂しい。
それよりもさっきの音は何だ。あんな機械的な音が頭の中で響くのちょっと気持ち悪い。
そんなことを考えていると俺の目の前にベージュ色?のウィンドウが現れた。
ふっステータス画面かと思った人、残念メール画面でした〜まあ俺自身ステータス画面だと思ったさ。
メールの内容はこうだ。
<間違っちゃいました〜>
現実逃避は終わりましたか?あなたの女神ディーナで〜す。ふふ、そんなに照れなくてもいいですよ〜私は、あ・な・た・の・も・の♡ キャー
そんなことより、転移する場所は山の頂上のはずだったんですけど〜間違えて山の中腹あたりに飛ばしちゃったみたいです。私、ビックリしちゃった。テヘ
とゆうことなので〜山頂目指してください。
ちなみに中腹から上は危険な魔物とかはいないから安心してニャ〜あっ狐派でしたっけ?コンコン
うぜぇ〜
なに勝手に人の頭の中覗いてるの?
いつから俺がここに飛ばされたって知ってたの?
メールなんて機能があるならもっと早く送れよ。
なんなの人のことおちょくって楽しんでんの?
ピコン!!
<最初っからですよ〜>
最初からあなたを見てましたよ♡
愛するあなたから目をはなすわけないじゃないですか〜♡
ちなみに〜このメールは私とあなたを繋ぐ赤い糸
私とあなたとしかやりとりできませ〜ん
名付けて女神様のメ○帳
いつでもメールしてね〜私待ってますから♡
PS
一応私も神様なのでいろいろ忙しくなったりもします。たぶん(≧∇≦)
返事が遅れても拗ねちゃやーよ?
あいつは、ダメだ。
駄女神もテンプレというやつなのだろうか?
つかなんだ女神様のメ○帳ってそれは、ダメだろ。普通に神様メールとかでいいよ。
俺の考えてることがわかるくせにいつでもメールしろっていうのもおかしな話だ。
もういい駄女神のことなんか忘れようあれは幻だ。
とりあえず山頂だ、山頂を目指そう幸いなことにここから上は、魔物はいないらしい。
実にありがたい平和な日本という国で普通に生きてきた俺にとって戦闘とは未知の領域だ。
あの駄女神にいくらかスキルをもらったが、やはり不安なものは不安なのだ。
そんなことを考えつつ俺は歩き出した。