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掌編小説集1 (1話~50話)

お手

作者: 蹴沢缶九郎

飼い主は何度も犬にお手を教えたが、その犬は一度もお手をした事がない。


犬のしつけに関する本を読んだり、ドッグトレーナーに頼んでみた事もあったが駄目だった。やはり犬はお手をしない。


近所の人、登下校中の小学生、誰が相手でも結果は同じ。


しかし、お手以外の指示にはちゃんと従うのだ。


時間を置き、飼い主は思い付いた時に、


「お手。」


と言ってみるが、犬は従わない。


犬は知っていたのだ、自分にあるのは前足で手がない事を…。

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