表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/128

STORY15-END 『え?これ?似合わない?』

校門のところに着くと丁度忍が運転する車が向こうから走ってくるのが見えた。

深夜が手を上げると道端に停車した。


「深夜、それに柚子葉ちゃんもおかえり」

「ただいま」

「すいません。私も乗せてもらっちゃって」

「いいのよ。同じマンションだし」


忍は二人が乗り込んだのを確認して車を走らせた。

車の中で忍は柚子葉に話しかけた。


「柚子葉ちゃん、修学旅行楽しかった?」

「はい!」

「そう。良かったわね」


車の中で和やかに話しているとマンションに着いた。

マンションの前に止めると深夜と柚子葉は車から降りた。

忍は助手席の窓を開けた。


「じゃあ、私は出かけてくるから」

「え、晩飯は?」

「食べて帰るわ。勇一とどっかに食べにいくつもり」

「あぁ、はいはい。行ってらっしゃい」


深夜が言うと忍は軽く手を振って出かけていった。

深夜達は忍の車を見送りマンションに入った。

柚子葉はエレベータの中で深夜に話しかけた。


「あ、忍さんたちがいないなら深夜今日一人?」

「あぁ。そういうことになるな」

「じゃあ、私の家で一緒に食べない?」

「いきなり行くとおばさんに迷惑だろ?」

「聞いてみてもしよかったら食べに来る?」

「あ〜、行ってもいいのか?」

「もちろん。お母さんもきっといいって言ってくれるよ」


とりあえず深夜と柚子葉は8階で降りた。

柚子葉の家に着くと先に柚子葉が家に入った。

深夜は家の前の壁によりかかって待っている。

柚子葉が家に入ってすぐに柚子葉が顔を出した。


「お母さんいいって。入って」

「あ、じゃあお言葉に甘えて」


深夜が柚子葉の家に入ると秀太がすぐに走りよってきた。


「しんやお兄ちゃん!」

「秀太」


走りよってきた秀太を抱きかかえさらに家の中に入ると恭子が笑顔で深夜を出迎えた。


「いらっしゃい」

「すいません。突然お邪魔して…」

「いいのよ。いっつも柚子葉達がお邪魔してるんだし」

「私着替えてくるね。秀太、深夜も疲れてるんだから迷惑かけたら駄目よ」


そういって柚子葉は自分の部屋に入っていった。

恭子は深夜に言葉をかける。


「深夜君。もう少しでできるから座って待ってて」

「あ、手伝いますよ」

「秀太の相手をしてもらえる。ずっと深夜君か柚子葉が帰ってくるのを待ってたの」

「分かりました。秀太、何して遊ぶ?」


深夜が秀太と遊びはじめると柚子葉が普段着に着替えて出てきた。

柚子葉はそのまま台所に入り恭子の手伝いを始めた。

それから数分して夕食の準備ができたようで、深夜と秀太が呼ばれた。


「ご飯できたよ」

「あ、分かった。秀太行くぞ」

「うん」


三人のやりとりを見ていた恭子は噴出した。

それを聞いた柚子葉は恭子に聞いた。


「お母さん?どうしたの?」

「あ、ううん。気にしないで」

「気にするよ。何なの?」

「今のやりとりが夫婦みたいに聞こえたの」


恭子の言葉を聞いた深夜と柚子葉は顔を見合わせて顔を真っ赤にした。

恭子はまだまだ初々しい二人に笑みを浮かべて声を出した。


「さ、いただきましょう」


ご飯を食べていると恭子は柚子葉がつけているアクセサリが目に入った。


「あら?柚子葉ってそんなアクセサリつけてたっけ?」

「え?これ?似合わない?」

「ううん。似合うわよ。ねぇ、深夜君もそう思わない?」

「え、あ、はい…」

「もしかして…深夜君がプレゼントしたの?」

「そうです」

「へぇ〜」


そんな話を交えながら食事を終え深夜は自分の部屋に戻ることにした。

柚子葉は部屋の外まで見送った。


「じゃあ、今日は悪かったな」

「ううん。お母さんもまた来てって言ってたよ」

「そっか。じゃあ、またお邪魔させてもらうよ」


そういって深夜は柚子葉のおでこにキスをして離れた。


「じゃあ、またな」

「うん。おやすみなさい」


深夜を見送った後、柚子葉は部屋に入った。

寝る前に深夜といつも通りメールのやりとりをして柚子葉は寝ようとした。

が、深夜からもらったアクセサリが目に入った。

それを手に持って柚子葉は夢の中に入っていった。

あとがきはYAHOO!blogで書いております

興味があればお越しください

URL↓↓

http://blogs.yahoo.co.jp/in_this_sky

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネット小説ランキング>恋愛シリアス部門>「change the relation」に投票 「この作品」が気に入ったらクリックして「ネット小説ランキングに投票する」を押し、投票してください。(月1回)
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ