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新木くんのねんきんせいかつ  作者: 王石 勉
第1章:新木くんのねんきんせいかつ(楽園の高原)
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8.うごめく

身の危険が少なくなったので、まったりモードの新木です。


あれから夜の襲撃者(ネズミ)は現れないので。

主に昼間に岩石砲撃を行い、夜に食べる生活をしています。

初弾外したのが結構ショックだったので精密射撃(スナイパー)練習も兼ねてます。


夜間砲撃は行ってませんが、夜、砲撃(おおきなおと)してもトカゲさんは許してくれそうです。

一発だけなら誤射かも知れないトカゲさんに通用するかな?


トカゲさん起すと心臓に悪いから、試してません。主に俺の心臓がな。


俺に心臓が在るかどうかは不明だが人間の時も自分の心臓は見たこと無いので。

気にしません。

鼓動は無いが、脈動はしてるよ。空気圧縮動作でな。


ウォン、俺はまるで人間?圧縮機(ポンプ)!!気蓄室(タンク)はまるで胃袋のようだ!!

ゴラン高原(ココ)には金魚が居ないから人間ポンプ(ため)してないけどね。


さて、高速移動距離(にげあし)確保の努力の結果。

気蓄室を増やして連続噴射で移動距離を…。


確保できませんでした!!


失敗の原因は気蓄室を体内に数個作るとひとつの容量が小さくなるので、浮上に必要な圧力に容量を喰われ、推進用圧力が足りません。

散弾連射する時は便利だけどな。

え、以前、散弾連射してた?アレは一つの気蓄室を使っていたから発射する毎に威力が落ちてたんだよ。


気蓄室を数個作った状態で通常移動すると、いつの間にか体が伸びます。内部圧力に負けてるwww


いろいろ試して、気蓄室三個までなら問題ないようです。


浮上用気蓄室と推進用気蓄室に分けて残りは予備用です。


推進用圧力が独立した結果、高速移動時に方向転換ドリフトができるようになりました。おお、可変ベクターノズルは偉大だ。


失敗してバランス崩すとその場でクルクル回っちゃうけど。

結構たのしいww緊急時では致命的だけどな。

夜の峠で車に乗って命の遣り取りをしているお兄さんたちの気持ちがわかります。



二つ使ってホップ。予備(みっつめ)も使えばステップが出来ます。

予備のも使い切れば、圧力と体温を使い切った状態なのでジャンプ出来ません。


状況がアレなら。ホップ・ステップ・玉砕です。


まあ、ホップの時点で以前の移動距離と同等なので、スッテプまで使えば移動距離は伸びた。

伸びたんですが…玉砕はイヤだなあ。



さて、このままマッタリとした時間がいつまでも続くかと思いましたが。

更なる試練。このゴラン高原。最大の災厄が訪れてしまいました。

次の話は下ネタです。ご注意ください。

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