表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
建前  作者: GAKI
28/38

少し早い後日談1

俺が彼女と別れると決意した翌日に俺に災いが降りかかった。いやこれはむしろ良かったのかもしれない。

なんのことはない、振られたのだ。

今では中井さんは元カノなのだ。

不思議な気分に駆られる。

俺は残念ながら、昨日まで特別に想っていた人が次の日は友達、いや他人になるという現象に慣れていない。

孤独。

その二文字が頭をよぎった。

だがもはや俺にはどうすることもできないし、どうする気もない。

俺だって振るつもりだったのだ。

それにしても、振られたのは案外ラッキーだったのかもしれない。

もし俺が振っていて、そのことがクラスのメンツにばれていたら、あんな可愛い子を振るなんて自分の顔を見たことない、自分の顔面偏差値を理解していない最低な男だと思われてしまったかも知れない。

自己保身のことばかり考える自分が情けない。

振られても当然だ。

そんな哀れな俺の哀れな振られ様を一応説明しておこう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ