第76話・レッスンの見学者様
新入会希望者や、小さい子の親がそっと大人バレエのレッスン模様を見学に来られています。遠慮がちに私たちのジャマにならないように。お行儀よくそっと。
バレエを始めて習う人たちはみんなおそるおそるという感じです。彼女たちの心の声が聞こえてきそうだ。どきどきしている気持ちもよくわかる。私も過去そうだったから。
今回大人バレエの見学者様の話しです。
◎見学者様の心の中の声(推定)→ 私でも、バレエがやれるかしら、踊れるかしら。
ほんっとに私でも、だいじょうぶかしら…。
◎私の心の中の声(確定)→ いや、だいじょうぶですよ、なんとかなります。
その見学者が私より年上であればあるほど何となくうれしくなります。上手そうな人でもうれしい。
初心者ポイ人でもうれしい、要は人数が増えたらうれしい。
レッスンは恥をかくところで踊るが勝ちです。そうやって毎度腹をくくって失敗覚悟で踊る。
どうせなら一番上手に踊れているところをみせたいですが、そうはいきません。普段通りのレッスンで一生懸命です。見学者の様子を気にしつつ。
私はクラストップの女性が見学者様の目の前でキメまくって踊ってくれるとうれしいです。よいお手本かつバレエはいいなあ、私もいつかこうして踊れるかしから? わざわざ見学にきたかいがあった…など思ってもらえると思うので。
最後の最後まで見学される人は本気だな、やる気だなと思う。終了後すれ違って目があうと思わずにっこりとする。相手もにっこり。
「いい人そう、来てくれそうだな」
先生も何となくうれしそうだ。
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芸術の秋です。バレエを見るだけの人は一度はバレエレッスンを見学してみましょう。
どこのバレエ教室でも見学にきたら最後入会するというまでおうちに返さないぞ! というところはありませんので、大丈夫。
また先生との相性はやはりあるので、いろいろな教室をご覧になればよろしいかと思います。




