第4話・トウシューズの話・後編
トウシューズ。ポワントともいいます。
上手な人は何足も持っておられる。プロの人のインタビューを見たら踊る曲にあわせて替える、とかトウの摩耗を均等にするために日によって替えるとかいろいろ工夫されている。
これが正解というのはないので、改造するやり方も人による。
私も一応は持っている。この1足はかろうじて痛くない、というのを大事に履いている。
でもピケが続くと痛くなる。まだ立ち方が悪いのだろうと思う。それと体重がある。
トウに全体重がかかるので、だからこそバレリーナは太ってはいけない…ということが身にしみてよくわかる。
足に負担がかかるってことはひざが弱くなるから。イコール踊れなくなるから。(太ってはいけないのはもう1つあって、男性にリフトしてもらえないから…という理由もある。)
トウシューズの話に戻します。
今トウに履かせるミニクッションもいいものが増えました。結構いたくない。慣れるといいけど慣れるまでが大変なのがトウシューズ。
まず基本がある程度できないとトウで立てない。ルルベ(つま先立ち)でじっとできないとかつバッセでもじっと立っていられないとトウで踊れない。だからトウシューズを履くと基礎のバーレッスンがいかに大切なものか身にしみてよくわかります。
トウで立つと、うれしいのは、自分の目線があがるのがわかるのです。自分の足のサイズ分、身長がのびるのですよ!
私は2○センチのトウを履いていますので立つと理論的には2○センチも身長が伸びている。私は背が低いのでそれが単純にうれしかったりする。小さい時、トウシューズを初めて履いたときの感動を思い出したりもする。
でもバーで足慣らしをした後にセンターに移るころになるとどうにもこうにもトウが痛くなって脱ぎたくなる。
足にあわないのかと思って買い替えたりして結構お金をかけているのですが、フィッティングはよかったけど、時間がかかるともういけない。
何時間も履いて踊れるようになるためにはどうしたらいいのだろうか…これが今の私の課題です。これができないと絶対に長丁場は踊れないので困るのです。
まあ、私はプロではないのでセンターも痛い…と思いつつなんとかやりこなしてレッスンを終える。
そして終わるなりトウシューズをかなぐり捨てて解放感を味わうのです…いけませんね。




