第31話・バレエレッスン着の話
今回はレッスン着の話です。
私は超地味です。黒か青で決めています。赤いレオタードも昔はもっていたのですが自分には似合わず他人に譲って差し上げました。
自分はいざレッスンが始まってしまうとレッスン着ファッションまで頭がまわらない。自分の踊りで精いっぱいになる。手や足の細部まで神経がゆきとどかないのに、その上ファッションまで気がまわらないです。
でもおとなバレエの初心者の方っておお、気合い入っているなーと関心してしまうこともあります。
全身マラーホフやドゥッシュの乙女レオタードとか。それ、子供レオタードのひらひらではなく、あくまでもおとなバレエです。
まずは形から入っている人が多い。私はがんばれ、と声なき応援をとばす。ナルシストが入っている人は鏡に映る自分の姿にうっとりとしている…いいですね、自分のスタイルに自信があって…とってもうらやましいです。
子供からバレエ組ははっきりいって、あんまりレオタード変えないですね。とっかえひっかえってまずあんまりないように思う。地味系多し。自分のだって中坊からの黒いのだってもっているし、いまだに着ている。産後太ったといってもレオタードは基本びょーんと伸びますから、ポワントと違って非常に経済的。
子供からバレエの人でもうもう着古したおしていかにも大昔から何千回ときていました的なくたびれたレオタードや色味が薄くなって文字や模様が判読不明のシャツを着ておられる方がいる。こういう人に限って踊りが非常に上手だと思う。レッスン着は自分の裸隠しの認識でしかない。仕事着というか、作業服? レッスン着には無頓着でもその分舞台の上では綺麗に化けられるのだろう。これはこれでかっこいいです。
レッスン着、どこのメーカーでもやはりレオタードは眺めているだけで楽しい。チャコットもシルビアもドゥッシュも。HPみているだけで綺麗で楽しい。
街中を歩いていてふと子供用のレオタードやチュチュを店頭に置いてあってはっとするときも。先日のぞいたお店は手作り品専門でした。レオタードは子供用しか置いてなかったのですが既成のレオタードに手作りのリボンや造花等をつけてもっとかわいくしている感じでした。ちょっとしかなかったので店頭に置くかたはしから売れているのかもしれません。
そんなこんなでバレエ用品のお店の中って楽しい、ネットでも楽しい、見てるだけでちょっとした幸せを感じます。




