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第29話・ピルエット

 ピルエットでいかに美しくまわるか。

 シングルも、ダブルも、できればトリプルも。フォースまで完璧にできるならばプロだって夢ではないだろう。

 まぐれでもきまるとうれしいのに。悩みの種のピルエット。

 レッスンで成功すれば本当にうれしい。でもシングルでも美しくかつ余裕をもって着地するのは本当に私にとっては永遠の課題です。

 シングルはまあ、なんとかできる。だけどダブルは半分の確率でなんとかできるがあとの半分は着地が大層見苦しいのである。着地が汚い。ピルエットで落ちてどうする?


 とりあえずはダブル、だけど、どしゃっ、と落ちる。

 いけません。


 着地が変なのは自分でもわかる。まぐれでも、余裕のある着地、よし、きまった! と思うのもわかる。

 ピルエットはまわればいいってもんじゃないのもわかる。上手な人は特に男性は7,8回まわれる。いいなー。だけどまわるだけまわって着地が変だときまられないんだよね。プロを見るといかにそれが難しいかわかる。

 1回コツをつかめばできるだろうって思っていたけど、これがなかなかできないんだわ。私がこんなにがんばっているのに努力しているのにできない。

 バレエなんか、バレエなんか…思いつつも、努力、努力。やはり才能ゼロ。小さいころに教えていただいた先生はこんな私をよくわかってたんだなあって思いつつも。

 それでももっともっと上手になりたい! と思うのだけは一人前以上。私は子持ちになっても若い子に混じってがんばるのです。

 いつまでたっても醜いあひるの子(これに華麗ではなく加齢がプラスされる) ですが、1回ぐらいは白鳥のように踊りたいものです。


 バレエは美しい動作の連続なので、ピルエットがいかに早く数がまわれようが容姿が美しかろうが着地が変だと全部変になるのです。これは私の課題なんです。きっと一生の課題になるのだろう。







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