第21話・バレエ関連のいろいろな悩み事
へたはへたなりにもバレエ上の悩みはつきない。何もかも。悩みをかかえながら踊ることもないがでも踊っていると何もかも忘れる。これはついていくのが精いっぱいという状況のおかげと思われる。
だけど踊っている最中でも悩みまくるのがポワント。
ポワントってあうあわないが極端すぎる。ポワントは難しい。あうのを探すまで大散財だ。フィッティングして納得して購入してもいざレッスンで実際に踊る段になってやっぱあわないって思うこと数知れず。ぴったりあうのを持っている人は裸足で足を入れておられる。それも全く痛くないみたいだし。
でも上手だと上手なりの悩みはもっとつきないみたい。プロになったらなったでやっぱりあるようだし。
私の知り合いは元某バレエ団員だった。そしてとても綺麗な人。
バレエ団員といえばプロのバレリーナ。朝から晩までバレエ漬。いい毎日、うらやましい、選ばれた人だけが朝から晩まで踊っていられるのだ。
…どんな毎日でしたか、教えてください~と教えていただいたら意外と大変そうで驚きました。(注意:いい方は悪いかもしれないが彼女は団を代表するソリストではなかった。普通の団員というステイタス。でもプロですから入団するだけでも大変です。)
バレエ団内部の世界。狭い世界でした。
そしてバレエが大好きでかつ若くないとやっていけない世界だった。
団員同士のつきあいも先輩後輩の関係も。まあ人間関係が大事なのはどういう職業でも一緒ですけどね。
綺麗な人だったからレオタードを新調したら即効真似されたりした。さりげなく着こなしをチェックされてまんまぱくられたこともあったそうだ。下っ端だから黙ってはいたけど気味が悪かったです。とは彼女の弁。
うーん、そんなことが…毎日顔をあわせないといけないし大変だったらしい。自分と言う個性を大事にしないとか、もともと自分を持っていないひとが他人をまねる。自分に自信がないことの表れだろう。同性だったのでストーカーまではいかなかったらしいが。
さてバレエ団員と同じく私にとって雲の上のバレエの先生にもやっぱり悩みがあるみたいです。
子供クラスだと対・子供よりも対・親とか。発表会の役割をめぐって当の生徒ではなく、親同士がケンカした話しを聞いたことがあります。
発表会の主役をめぐり負けた? 親が主役の座を射止めた子供の家を放火したとか。(もちろん逮捕された。)子供の思い出作りのための発表会なのにこの結末は子供たちが一番かわいそうだった。先生のフォローが未熟だったのか、詳細は不明だが子供たちは確実に傷ついただろう。気の毒な話です。
オープンレッスンは気楽で大好きだがオープンレッスンをされる先生にも悩みがあるなんて知らなかった。
「この生徒にはもう少し教えたいのだけど、オープンレッスンだから来週もぜひ来てください」 と言えないのが悩みらしい。
おお願わくばぜひ! 私もそう思われる生徒になりたいものです。私的には今回身につけれなかったアンシェヌマン、来週も教えてとか個人的に教えてとかは絶対に言えないし(第一厚かましい)つくづく自分の才能のなさが身にしみる。
こんなのでもバレエ好きなんですよね…そういう自分には困ったものですね。