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第14話・バレエでいい年を取りたい

 年の話をすると嫌な話題だと思われるかもしれません。


 バレエを趣味でやっておられる方は年齢不詳の方が多いと思います。私もいちいち聞きませんが、共通してどの方も素敵なんです。

 こういう年の取り方なら私も年寄りになるのもいいなあって思うくらい充実されているみたい。

 たとえば産んだ子供には小さいころからバレエを習わせていたけど成人してもうやめちゃった。だけど今度は自分でしてみようと思います、とか。以前からあこがれていたから、とさらりとおっしゃる方。

 いずれもまわりの人がやってるからとかではなくて、自分がやってみたいから始めてみた、というのがポイント。周りに流されず自分の生き方を生きられて、それがたまたまバレエをしたときにたまたま私と出会って一言だけ言葉をかわすのです。

 一期一会って本当でその時にしか会わなかったけど、10代20代に混じって初心者ながらも物おじしないで踊られるって羨ましい度胸なんです。いずれもプロになりたいとかではなく、自分がしたいからするっていうのがいいですね。私も我が道を行くタイプなんだけど、彼女達は時間に余裕があってお金があってバレエが好きっていうのがホント羨ましい。

 私は仕事持ってても貧乏だし子供まだ小さいし時間やりくりしてやっとレッスンに都合付けていくというのと大違い。何ごとも余裕あるっていうのは羨ましいです。


 女同士って居心地の良さと陰湿さが同居する。だけどバレエレッスンに限っては仕事上や私生活の浮世の義理がないし、その場限りの会話になりがちだけど、それが妙に嬉しいひと時なんです。

 私の彼はそれは趣味だけのつきあいだからだよ。利害関係がないから言えるんだよって冷静にいいますが、なんでもいいけれどもなんだかうれしいのです。

 もちろん会話なしでレッスンだけというのもありだけど、難しいアンシェヌマンにあたり、踊れないどうしようか、と思ってふとすぐ横を見たら同時にお隣の人も同じような表情をしていてお互い顔があい以心伝心で笑顔をかわしたり。

 レッスン中の会話は全くなしでも着替えが終わって笑顔で「お疲れ様」っていう一言でほっこりしたり。それだけなんですけどね…。次回もがんばろうって思います。

 50代以上の人達も増えていく傾向で私もいずれ50代にはすぐなるだろうし、何歳になってもバレエ好きでいたいと思います。

 




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