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一ノ瀬一二三の怪奇譚

作者:田熊
一ノ瀬一二三(いちのせ ひふみ)はフリーのライターだ。
取材対象は怪談、都市伝説、奇妙な事件。どんなに不可解な話でも、彼にとっては「興味深いネタ」にすぎない。

彼にはひとつ、不思議な力がある。
――写真の中に入ることができるのだ。
しかし、それがどういう理屈で起こるのか、なぜ自分だけに起こるのか、一二三自身にもわからない。

写真の中の世界は静かで、時に歪んでいる。
本来いるはずのない者たちが蠢いていることもある。
そして時折、そこに足を踏み入れたことで現実の世界に「何か」を持ち帰ってしまうことも……。

だが、一二三は考える。
「どれだけ異常な現象でも、理屈を突き詰めれば理解できるはずだ」と。
「この世に説明のつかないものなんて、きっとない」と。

そうして彼は今日も取材に向かう。
影のない女、消せない落書き、異能の子、透明な魚、8番目の曜日――。
それらの裏に隠された真実を、カメラのレンズ越しに探るために。

だが彼の知らぬところで、世界の歪みは広がっている。
写真の中で見たものは、果たして現実と無関係なのか?
彼が足を踏み入れることで、何かが目覚めてしまったのではないか?

怪異に魅入られた者の末路を、彼はまだ知らない。
「影のない女」
2025/02/11 07:00
「扉のない祠」
2025/02/13 07:00
「ストーカー」
2025/02/26 07:00
「絶滅危惧種」
2025/02/27 07:00
「白い廊下」
2025/03/01 07:00
「碇を飼う」
2025/03/03 07:00
「増えるn号室」
2025/03/07 07:00
「特産品」
2025/03/09 07:00
「笑わない男」
2025/03/11 07:00
「嘲笑鏡」
2025/03/19 07:00
「最後の客」
2025/03/21 07:00
「異能の子」
2025/03/25 07:00
「夢を買う店」
2025/03/29 07:00
「透明な魚」
2025/04/02 07:00
「泥の客人」
2025/04/10 07:00
「黒い写真」
2025/04/13 07:00
「木の上の庭」
2025/04/14 07:00
「知らない本」
2025/04/18 07:00
「ごみ屋敷」
2025/04/19 07:00
「夢に住む男」
2025/04/21 07:00
「見ている犬」
2025/04/22 07:00
「人魚の肉」
2025/04/30 07:00
「おつまみ」
2025/05/03 07:00
「青信号」
2025/05/07 07:00
「棒人間」
2025/05/09 07:00
「箱の中」
2025/05/11 07:00
無名碑
2025/05/13 07:00
「最後の夢」
2025/05/15 07:00
「ドロップ」
2025/05/16 07:00
「花になる」
2025/05/18 07:00
「家系図」
2025/05/25 08:53
「仮名の神様」
2025/05/28 11:41
「終わらない階段」
2025/06/03 08:45
知ってる鏡
2025/06/06 10:59
「風見鶏の首」
2025/06/08 13:25
音がない家
2025/06/12 08:48
「貸し傘」
2025/06/17 08:49
「燃える水槽」
2025/06/19 09:28
「五十年梅」
2025/06/22 13:15
「植物図鑑」
2025/06/25 10:21
「灰の祭壇」
2025/06/28 00:08
「にせものの月」
2025/07/02 13:13
「藁の女」
2025/07/04 20:47
「知覚外生命体」
2025/07/06 13:29
「灰色の給食」
2025/07/10 07:00
「五月の蝿」
2025/07/15 12:00
「不完全模倣」
2025/07/27 09:22
「額縁の中で」
2025/07/28 07:47
「昨日の隣人」
2025/07/31 09:05
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