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夏の雨 15
初めての行為は…話には聞いていたけど、やっぱり痛かった。こんな痛いの⁉︎ってぐらい痛かった。
あまりの痛さに脚を閉じようとしてしまい、優輝が「そんなに痛いなら、やめる?」って言ってくれたけど、それは何故だかすごく嫌で「やめないで」と懇願してしまった。
自分でもどこから出ているのだろうか?と思うぐらいの甘い声が沢山出て、羞恥を更に煽った。
本当に、とっても痛かったけど。
でも大好きな人とっていうのは本当に幸せで。
前よりも優輝を近くに感じることが出来たと思う。
終わった後、離れ難くてそのままくっついていたら眠ってしまったらしい。
気がつくと窓から夕陽が差し込んでいた。
今何時?
もうすぐ19時じゃん!
慌てて隣に眠る優輝を起こす。
「優輝、起きて…!」
「亜樹…?」




