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薫り 10


優輝の部屋に入る。

勉強机とベッド、ローテーブルと小さなテレビがあるぐらいのシンプルな部屋。彼が持ってるであろうアウトドアグッズはクローゼットに収納されているのだろう。


収集するのが好きな割に部屋が綺麗に片付いているのは、私が来るからと片付けてくれたのだろうか。



「そのへん、座って」


落ち着かなくてベッドを背もたれにしてラグに座った。優輝も隣に座ると何となく無言になってしまった。あまりに静か過ぎて雨の音がいつもよりよく聴こえる。




「き、今日は優輝しかいないの?」

「姉貴は大学行ってるからここにはもう住んでない。親は2人とも買い物行くって言ってた。車が無かったからまだ出掛けてるっぽい」

そうか、お姉さんがいるのか…。



また雨の音がよく聴こえる。

どうしよう、何か話題…。みんな、彼氏の家に行ったら何をしているのだろうか?小学生の頃はトランプとかオセロとかゲームとか友達の家でやってたけど。

部活ばっかりしてたから、誰かの家で過ごすとか、久しぶり過ぎて。

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