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薫り 7


「早いな」


「うん…早く着いちゃった」

優輝の私服姿につい見惚れてしまって、慌てて目を逸らす。



「こっち」

手を引かれて、優輝が来た道を歩く。

ここを毎日彼が通っているのかと思うとただの道がとても特別な物に思えた。



少し歩くと、大きな釣具店に着いた。

店内に入ると優輝が店長らしき人に会釈した。



「おう優輝。今日は休みだったよな?」


「はい。ちょっとルアー見に来ました」


「毎日見てるだろうに。そっちの子は?」

期待した目で見られる。


「彼女です。釣具屋行ってみたいって言うんで連れて来ました」

ニュアンスは違うけど、大体合ってるからいいか。


「こんにちは」


「こんにちは。優輝が彼女連れて来るの初めてだな。後でカミさんに言っとかないと」


「お手柔らかにお願いします。ルアー新しいの入ってます?」

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