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流星群 26


不意に肩を抱かれた。


「優輝…?」

顔を見上げると一瞬唇が触れた。


「ちょっと!優輝!」

小声で抗議する。

「今日は皆いるから…」

「皆見てないって」

「もう…」



肩を抱かれたまま、頭を優輝の肩に預ける。



「まだ星、少しだね」


「そのうち増えてくだろ」





時間が経つにつれて、見える星が増えてきた。

街中の高校の屋上でも、案外星が見える。







何時間か経って。午前2時。


天文部グループから歓声が上がる。


南の空を見ると、ほうき星が2つ、3つとどんどん流れてくる。



「すごい…私、流れ星って初めて見た…。それもこんなに沢山」


「…圧巻だな」

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