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流星群 22
「藤井先生、俺の小学校の時の担任でさ。高校見学会のときに星中も来てて、藤井先生にばったり会えたんだよ」
「………優輝、もしかして藤井先生にその時頭ガシガシ撫でられてた?」
「え?」
「私も西高の見学会来てたの。私、剣道部の顧問と一緒に集合場所行ったら藤井先生に頭ガシガシ撫でられてる星中じゃない、背の高い男子がいたの」
「…その剣道部の顧問って、女の先生?」
「そう。美人だったよ。結婚して、もう今は星中にいないけど」
「そうか、あの時の女子、亜樹だったのか…」
「私達、一回会ってたんだね」
「…運命感じてんの、俺だけ?」
「私もちょっと思った」
ふふっと笑うと繋いでいた手に力が加わった。
「そうだ、優輝」
「ん?」
「今日は、控えめにね」
「何が?」
「その、人目を気にして欲しいというか…」
「何で?」
「今日は私達だけじゃないでしょ?」




